TOKYO EXTREME WALK 100 完歩!!その1

100km walk 初参加にて、完歩!1ヶ月の準備で達成!

 

6/1(土) 小田原城址公園銅門広場10:00スタート。wave startのため、私は10:20のstartとなる。最初は気楽に行っとこう。しかし、暑い。最高気温は26度との予想だが、日影が全くないのが少々辛い。早速コンビニやら自販機で補給品を購入する人たちを見かける。荷物を減らすためには、道端のお店を最大限利用するのは賢い選択。

15km地点の第一エイドステーションまでのコンビニ内で、暑さのあまりパピコをチューチューしている団体もいたとか。そんな自由な雰囲気の中、ゆっくり進行していく。

心配していた足裏の痛みは、10kmぐらいを過ぎても発生せず、自分が今できる最大限の足裏対策(手持ちの中で一番硬いソールとインソールにしたこと)は功を奏しているようである。ならば、あとはガシガシいくだけである。

 

15km地点の第一エイドステーション。13:30到着。だいたい5km/hちょいのいいペース。エイド品のおにぎりが美味しい。やっぱ、補給食のおにぎりは鉄板やね。

 

20分くらいして、start。

次の第一チェックポイントまで、19kmと一番長い距離に突入。途中は江ノ島見ながら大磯海岸を延々と歩く。ここは自発的に休憩入れないと、足、腰が辛くなる。砂の上も避けた方がいい、と昨日のブログで書いてあったな。

その大磯海岸が終わる34km地点に第一チェックポイントがある。ここの補給食のバナナは疲れ始めた体に染み渡る。

 

この辺りで気づくのが、自分が甘いものをあまり食べたくないこと。そして、ジェル系もあまり欲しないこと。10袋も準備したのにね(苦笑)。ドリンクはパワープロダクションハイポトニックCCDエネルギー&水分補給用の粉末を溶かしたもの。ドリンクも甘いが、これは何とか飲める。

 

20年くらい前に北アルプスに山登りに行っていた時には、ジェル系が美味しくて仕方なかったけど、今回はどうも違うらしい。主人が持参した男梅とかベビーチーズが美味しくてしょうがないので、どうもしょっぱいものを体は欲しているようだ。

 

第二エイドステーションまでは10km。ここら辺りになると前後に参加者が見えなくなり、本当にこの道順でいいのか不安になる時がある。途中藤沢で、伴歩してくれた主人と別れ、1人で歩行。ここから日も暮れて夜への歩行となり暑さは凌げる。ちょいちょい登り坂が登場し始め、心拍数をあげない程度に頑張る。

 

「そこの信号渡ってまっすぐ行ったら、次のエイドステーションがすぐですよ。」と言われてからが、長い。あれ、こんなに長いの??と思う時間が増え始める。

 

44km地点の第二エイドステーション。もうすぐ50kmで半分、という地点。ここでもバナナを頂く。おせんべいも一袋頂き、この塩味がとても美味しい。靴下を一回脱いでみる。足はには肉刺ができ始め、そこにバンドエイドを貼り、替えの五本指ソックスを履く。ふくらはぎにはバンテリンを塗り込む。

 

次までの暗い夜道の中、イヤホンでモーツアルトを聞きながら歩く。車のライトや街灯、お店の灯が何ともマッチして、気分よく歩く。道案内のスタッフさんや警備員さんのおかげで安心して夜の歩行が可能である。何とも贅沢である。

 

53km地点の第二チェックポイント。22:30くらい。半分超えたぞ。ここは1つの公園丸ごと借りられたらしく、広々として、ストレッチや足のマッサージを隣の人を気にせずできる。この辺りから、横になって休む人も見受けられる。自分は寝ないようにしよう。一旦寝てしまうともう起きられない。

しかし、自分も眠気が襲ってきているので、ここはメイタンのサイクルチャージカフェイン200の出番です。カフェインを極力飲まなかったせいか、眠気が飛び始める。すごいな。これは事前リサーチしておいて良かった。

 

次の第3エイドステーションまで18km、と2番目に長い。

 

途中、お父さんが参加しているのかな、お子さん3人とそのお母さんが「頑張れ〜」と応援してくれたり、私設のエイドを開設してくれている方もあり、応援ありがとうございました。

横浜の手前でまたまた主人と合流。夜の横浜は、ほんと綺麗。車も少ないし、この広い空間をこの大会に参加している人だけで独り占めしているような感覚になる。

と喜んでいたのも束の間で、ここは距離も長く眠気もなかなか消えず、足腰の痛みも酷くなり始め、一番辛かった。

 

横浜から、川崎までの歩行者道路は今までで一番広く歩きやすい。なので、眠くてフラフラしても転ばなかった、と思う。もう、赤信号が待ち遠しくて、信号で止まる度に屈伸運動やストレッチをして、気を紛らわす感じ。途中のコンビニでおにぎりを補給して、10分くらい座り込んで休憩。記憶が飛ぶ。これを何とかやり過ごし、

 

71km地点の第三エイドステーション、稲毛神社に到着。朝の3:30頃。制限時間の4:39までは余裕はあるが、そんなに気を抜けない。ふくらはぎにバンテリンだけ塗り込んで、出発。

 

ここからが、多摩川ガス橋まで周る、距離稼ぎルート。実は小田原から築地までは正確には79kmしかなく、100kmにするためにこの多摩川ガス橋の部分を入れたと言われている。だんだん夜が開け始め、景色は最高。ガス橋手前の河原には競走馬の練習場もあ理、すでに練習を始めている。

 

しかし、河の近くのせいか風が強い。しかも向かい風。これはゆっくり行くと一気に疲れてしまいそうなので、6km/hでとばす。足への負担は大きいが、稲毛神社を出た時に食べたサイクルチャージ2000が効いたね。ガス橋からの下り風もおさまり歩きやすいのだが、自分のカフェインもそれとともに切れていく感じで、気力でカバー。

 

86km地点、最終である第三チェックポイントの大田区総合体育館の敷地内。7:30くらい。もう動けない、という感覚だけど、ここまで来れたらゴールしたい。ここからは二本ストックで腕の力を推進力に加えて、足の負担を減らす作戦。

 

とここで、ハプニング。第一京浜本線をずっと行ってください、と言われていたのに、大森あたりで、「はい、こっちでーす」と行き先を示す矢印のカードを持った人に指示を受け右に曲がり、しばらく行くと「駅伝はこっちでーす」とまた違う人に指示を受けるので私達は駅伝じゃない、これは違うイベントの案内だ、と気づき元に戻るまでに1km強ロスしてしまった。案内人が持っている矢印のデザインが今までと違うなあ、と思っていたら、やっぱりそれは嫌な予感だったのです。終盤のこのロスは結構辛かったなあ、ホント。

 

ゴール近くでは朝日新聞社の建物に入るまでの道順がよく分からずぐるぐる回っているようで、精神的に辛かったけど、11:18、25時間18分で制限時間内に無事ゴール!!

 

やった。

 

続きは次回。