人に喜んでもらえるのは、とても嬉しい。
主人は、とある大学の物理学科出身です。今は、物理とは縁のない仕事をしてはいますが。。。
ちょうど一年前くらいでしょうか。家の近くの、オーナーが1人でやってるレストランで私たちがたまたま晩御飯を食べでいた時、オーナーの当時高2の娘さんSちゃんとその幼馴染の同い年の娘さんMちゃんが、「物理難しいよね〜。」「うん、まじ難しい」という会話を隣のテーブルでしているのが聞こえてきまして。。。
狭い店内なので会話が丸聞こえで、「物理なら主人が物理科出身だよ。教えてもらったら〜」と私が軽〜く発言したら、主人も「分かる範囲なら、何か教えてあげられるかも」と軽い感じで対応。
そしたらその2人と同席していたお母さん2人ともこら、「是非、お願いします!」とちょっと真剣モード。
「よかったね、勉強した物理で役に立てるやん!!」と主人の肩を叩きながら会話を続けてたら、SちゃんMちゃんサイドから「ちゃんとお金払いますから💰」と提示が。
「僕も久しぶりなので思い出しながらになりますから、お金はいらないですよ。」
「いや、でも教えて頂くのにお金払わない訳にはいかないです。」
の押し問答の末、
「その物理の勉強会ここでやっていいからその後、ここで飲んで帰ったらどうですか?」とレストランの大将。それはいいアイデアだと盛り上がり、娘たち2人は学校や塾で聞いても分からないところがあるから是非教えてほしいとのことで、一度その分からない問題が載っている問題集を渡してもらって、主人も予習をしてみることになりました。
家で久しぶりに物理の問題解きながら、「今時こんな難しい問題するんだ〜」とブツブツやってる主人。彼が物理やってたのはもうかれこれ20〜25年くらい前だけど、院まで行ってんだからそんなにビビらなくてもいいのでは、と傍観者の私は思ってしまいますが、当の本人にとっては、自身も物理を思い出すのと、どう教えたらいいのか考えるのでいっぱいいっぱいのようでした。
臨時物理塾の日、私は他の用事で同席できず、その様子は主人からしか聞けないですが、「SちゃんもMちゃんもすごく優秀だよ。」と大絶賛のお二人。きっとちょっとしたキッカケがあれば先に進める状態だったのかな。でも、物理ってそのキッカケがなかなか掴めなくて、つまづくことが多いから、それを避ける手助けができて良かったねー、なんて言ってたのですが。。。
先日そのMちゃんのお母さんとレストランで、それこそ久しぶりにお会いしたら、
「大学の物理学科に合格できました💮
本人も自分は物理好きみたいだからとても喜んでます。」とのこと。
指定校制度で9月にもう合格が決まったんだって。
「去年は物理教えて頂いてありがとうございます。」とお礼を言ってもらえて満更ではない様子。
人にありがとうと言ってもらえるって、ホント嬉しいことだよね。
こういう機会をどんどん増やせるといいな。
Mちゃん合格おめでとう!
Sちゃん、受験勉強まだまだ頑張れ!