ばんえい競馬

主人のたっての希望で、帯広まで日帰りでばんえい競馬を見に行く。

  

サラブレッドは平均体重400〜500kg。ばんえい競馬に出る馬の平均体重は700〜800kgと倍近い。その馬たちが400〜600kgのソリを引いて、順位を競う。

 

帯広空港から競馬場まで、道の両側に黄色い畑が広がっている。もうすぐ収穫を迎えようとする作物は、そう麦。高校時代に古文習った季語「麦秋」。秋と付くけど、麦の収穫は初夏なので、この季語の季節は初夏。初めて遭遇した季語の世界に感無量。

 

天気はシトシト雨。最高気温18度と肌寒い。天気のせいか人も若干少ない気がする。(普段の人数を知らないけどね)

 

まずはバックヤードツアーに参加。雨が降ってなければバスから降りて直接見学できるそうですが、今日の天気ではバスの中だけで説明を聞くのみ。まあ、これに参加しないと、裏の方は全く見れないですからね。

 

登録している馬は700頭くらい。

スタートラインは馬が曳くソリの後端に合わせて、ソリの後端がゴールラインを通過してゴールとみなされ、ソリの後端が基準となる。

 

ソリの重さはその馬の実績に合わせて400kgから重くなるようで、若かったり実績があまりないとソリの重さはあまり増えない。実績を積むとソリのあまり重さが600kg近くまでいくようである。

 

第1障害と第2障害があり、第2障害の方が大きいので、ここを越えるのが本当に大変そう。第1と第2の中間で一旦休ませることが多く、これは第1の障害の後、続けて第2障害を越えさせようとすると馬が精神的にメゲるかららしいです。たまに、第2障害の頂上で居座ちゃったり、引き返そうする馬もいて、これはご愛嬌。

 

馬の能力もさることながら、騎手の手腕は物を言う、とはバックヤードツアーの解説でした。

 

夏はナイターが売りで、私たちは飛行機の時間の関係で、夕方までの観戦。ナイターでこそ本物の重量級のレースがあるようで、そこまでの迫力あるレースを見られず、ちょっと残念。まあ、今日はばんえい競馬体験版かな。カメラも一眼準備したが、位置どりから、レンズ選択から私たちはまだまだ初心者。今日の体験を元に、さらにグレードアップした観戦ができるようになりたいです。